3度のアカデミー賞の受賞をはじめ、
数多くの受賞歴を持つ名優ポール・ニューマン。
彼がレーサー、チーム監督としても
輝かしいキャリアを持つことはよく知られています。


そんなポール・ニューマンのレーシング・バイオグラフィー
「Winning」の完全日本語訳が出版されました。



1960年代の「ハスラー」、「明日に向かって撃て」
70年代の「スティング」などに主演し、俳優としての地位を確立、
当時、ポール・ニューマンと言えばトップ中のトップ俳優で、
今で言えばブラット・ピットやジョージ・クルーニーのような存在。

そのころに出演した一本の映画「レーサー/Winning」が、
その後の彼のレース人生を決定づけます。

レースに傾倒した彼が、そのキャリアの最初に選んだのがダットサン510。
このクルマでSCCAに出場し、レーサーとしての才能を開花させてゆきます。
本当は240Zに乗りたかったようですが・・・

その後も日産との蜜月はつづき、Zによるレース参戦、
R30スカイラインのCMキャラクターなど、
当時、日本におけるレーサー=ポール・ニューマンは
スティーブ・マックィーンと並ぶ存在でした。

彼の俳優としての業績が語られた本は沢山ありますが、
レーサーとしての半生をまとめたものは恐らくこの本だけ。

俳優としての顔と、レーサーとしての顔。
どちらが本当のポール・ニューマンだったのでしょうか。

本店 A.S.