Category: バイク
ライテクという言葉は、今でこそすっかり多くのライダーの間まで浸透したものの、かつてはあまり一般的な言葉ではなかったのであります。H、Y戦争真っ只中で街中にバイクが溢れ、交差点ごとにバイク専用のスターティンググリッド……いや、停止線が設けられたころ、ライディングテクニックは特殊な場合を除いては人から教えられるものではなく、各自が経験を基に身につけていくものだったような気がするのです。ゆえに、ライディングテクニックをテーマにした本は地味なものが多く、雑誌の特集としても、モノクロページで扱われるケースが多かったのであります。しかし今は違います。ライテクを磨くことこそバイク乗りの永遠のテーマであり、週末ともなれば峠は頭に中でライテク本のページを捲りながら、理想のラインをトレースするライダーが急増! 趣味的バイクライフをライテクを会得することで満喫するクレバーなライダーが増えているのであります。
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Category: バイク
表紙のインパクトとタイトルから、1960年代におおいに盛り上がったロッカーズをガッツリとフィーチャリングしたスタイルブックかと思いきや、中身を見てびっくり! なんとこの本、カフェレーサーをキーワードとした粋なカスタムバイクの真髄を追求するという深いものでありました。
かつて自宅のバックヤードで両手を真っ黒にしてマシンをいじり、誰よりも速くそしてかっこいいバイクに仕立て、仲間が集まるカフェに乗りつけた若者たち。やがてそれらのバイクのディテールには乗り手の生き様が反映されるようになり、そんなたくさんのマシンが放つ不思議なオーラがいつしか”ロッカーズ”と呼ばれるようになった。つまり、カフェレーサーという言葉には単なるカスタムマシンという呼び方とは違ったニュアンスがあるわけで、それは趣味性という枠ともまた少し違ったものなのであります。とことん追求すればそれは”オリジナリティ”の一言に尽きるのだろうけれど、でもそこにはバイクというマシンだけではなく、世の中そのものに対するテーゼのようなものが見え隠れしたのであります。
かつて自宅のバックヤードで両手を真っ黒にしてマシンをいじり、誰よりも速くそしてかっこいいバイクに仕立て、仲間が集まるカフェに乗りつけた若者たち。やがてそれらのバイクのディテールには乗り手の生き様が反映されるようになり、そんなたくさんのマシンが放つ不思議なオーラがいつしか”ロッカーズ”と呼ばれるようになった。つまり、カフェレーサーという言葉には単なるカスタムマシンという呼び方とは違ったニュアンスがあるわけで、それは趣味性という枠ともまた少し違ったものなのであります。とことん追求すればそれは”オリジナリティ”の一言に尽きるのだろうけれど、でもそこにはバイクというマシンだけではなく、世の中そのものに対するテーゼのようなものが見え隠れしたのであります。
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