クルマとバイクの専門書店、リンドバーグ。東京世田谷の本店には、週末ともなると愛車に乗ったクルマ好き、バイク好きが大集合。「環八ミュージアム」では、そんなリンドバーグに集う趣味人たちの貴重なお車をご紹介させていただきます。
ポルシェ911(964)RS AMERICA
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「本当はアメ車が好きだったんですよ」 |
前々からしつこく声を掛けていた夜の常連様が、93年式のポルシェ911(964)RS AMERICAに乗ってようやく昼間に遊びに来てくれました。 以前仕事でアメリカに滞在していた頃、69年式コルベットを購入したり、69年式と72年式のビートルにトヨタのエンジンを積んだ通称“トヨバグ”で遊んだりしていたそうです。 |
ジムカーナやドラッグレースにも果敢に挑んでいたというスピード狂の30代オーナー。そんな大のアメ車好きだったという方が、なぜポルシェに惹かれていったのでしょうか? 「乗り味が“超凶暴なビートル”みたいで面白かったんです」 |
その後、89年式911ターボに始まり、88年式911カレラ、そして3台目となる現在の愛車へとポルシェ街道まっしぐら。2台目の930に至っては、富士スピードウェイのレース中に後ろから突っ込まれ、空を飛んで大破し、ルーフから着地し危うく死にかけたと苦笑い。 「全開走行時はドライブスキルの真価が問われますね」 |
964は子供の頃から親しんだ911のイメージである、どことなく愛嬌のある“ケロヨン顔”の最後のスタイルなので、これからもずっと乗り続けていきたいそうです。 |
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