クルマとバイクの専門書店、リンドバーグ。東京世田谷の本店には、週末ともなると愛車に乗ったクルマ好き、バイク好きが大集合。「環八ミュージアム」では、そんなリンドバーグに集う趣味人たちの貴重なお車をご紹介させていただきます。
MERCEDES-BENZ 190SL(1960年式)
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メルセデスならではの、 ため息がでるような美しさ、完璧さ… 本来、メルセデスの190SLカブリオレは、ハードトップとソフトトップとではディテールが違います。従って互換性がないはずなのですが、このクルマはハードトップのSLを、ソフトトップをつけられるように加工されています。ずいぶん凝ったことをされるなぁ、とオーナーさんにお話をうかがって納得。オーナーさんは世田谷で、古いメルセデスなどを修復して販売されているプロの方でした。 ボンネットを開けてみると、すべてが完璧な状態だということが一目瞭然。キャブレターだけ新しい物にして、乗りやすくしているとのことです。メルセデスは約50年前に作られたクルマのパーツが、今でも手に入ります。だから、こんな完璧なレストアも可能なんですね。 本当に素晴らしいものを作っただけではなく、そのクルマを生きながらえさせるために、部品を常時保管することを連綿と続けているメルセデスベンツがあるから、クルマが文化足りえるのかもしれません。その時代の要求に応えるだけの日本の自動車産業のモノづくりとは、一線を画しているようです。 クルマという文化が、ここにある… 見れば見るほどに、この190SLは垂涎の的です。 |
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NISSAN GTR
モンスターを、さらに徹底的にチューンナップ! しかも、オーナーさんのお歳は、なんと… このR35のGTRは、コンピュータとインジェクション、そしてエキゾーストシステムが徹底的にチューニングされ、足回りと制動装置はこれ以上ないレベルにまで仕上げられています。 出力は、600馬力以上! 回転馬力に頼らなくても一気に加速するそうで、「年寄りの乗り物にしては楽しい」と話されていました。今朝もアクセルを全開にしてこられたそうで、その帰りにお立ち寄りいただきました。このGTRのオーナーさんは、なんと71歳! しかし、メガネを必要としないくらい目も良く、いつも笑顔が素敵なとても上品で穏やかなお方です。 何台かある車のうち、このGTRが特に気に入って乗りまわしていらっしゃるそうです。 どうか、お気をつけて。 そして、いつまでもお元気で! |
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